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OK! INTERVIEW☆ジェニファー・ローレンス: 映画『レッド・スパロー』(後編)
主演のジェニファーが秘密のロシア人スパイを演じ、この役に魅了された訳について語る。

limited 2018.04.06

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映画『レッド・スパロー』(日本公開2018年3月30日)で元バレリーナでロシアの情報機関にリクルートされ、彼女のセクシュアリティと悪知恵を使って、ロシアの敵を誘惑するドミニカ役を演じた、主演のジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)。


━━この映画とその役柄のセクシュアリィティに大変注目が集まって、様々な動きがありましたが、その点について懸念はございましたか?

私の許容範囲を遥かに超えたセクシュアリィティと性的能力を要求されるこの役柄に挑んだ事は、私にとって大きな前進となりました。3、4年前だったら、私はこのオファーを受ける事はなかったでしょう。何故なら絶対にそのような姿を見られたくなかったからです。私は、断固拒絶したでしょう。
しかし、それはこの物語の核になっています。この作品の中心となる極端な非常にリアルなテーマなのです。実際にCIAのエージェントだったジェイソン・メイスター(Jason Master)は、大変ユニークでリアルな洞察力を持っていました。これが事実に基づいているという事が、私には衝撃的でした。

私達は(セクシュアリティを)探求しなければなりませんでした。私達は、いちかばちかやってみなければなりませんでした。私達はまたそれを力強く伝えなければなりませんでした。萎縮する事は許されませんでした。何故ならこの物語の衝撃を弱めてしまい、全く違う映画になってしまうからです。
そして、私はフランシス(Francis: フランシス・ローレンス(Francis Lawrence)監督)がいなければ、この映画に出る事はなかったでしょう。彼は、私の為に心地良い環境を作って下さいました。彼が周りにいると安全で安心でした。セットにいたスタッフの多くは『ハンガー・ゲーム』(原題:The Hunger Games: 2012年アメリカ映画、ゲイリー・ロス(Gary Ross)監督)と同じメンバーでしたので、それが私にとっては大きな救いでした。まるで家族と一緒にいるようでした。


━━あなたは恐怖に直面しているように感じていましたか?

はい。そして、それは私が実感していた以上のエンパワーメント(女性が力をつけ、連帯して行動することにより自分達の置かれた不利な状況を変えていこうとする考え方)でした。しかし、私は明らかに『マザー!』の撮影中もそれを感じていました。私がエンパワーメントを得た後、私がエンパワーメントを手放す事が出来るかどうか分からなかったからです。ですから、それも本当にエンパワーメントなのです。私はずっとこうしたエンパワーメントの経験をしています。これこそ最高の仕事です(笑)。私は毎日エンパワーを感じています。

そして、これは女性にとってエンパワーな映画です。男性の犠牲となり、男性に操作され、国家にコントロールされた女性が支配権を取り戻すのです。そして女性は、犠牲となり、操作され、コントロールされた後に、遂に支配権を取り戻すという、女性にとって申し分の無い映画です。現代に於いて完璧な物語です。


━━あなたのファンにとって、この様に未加工かつ未編集の役柄のあなたを見るのは奇妙だと思いますか?

私は、部分的には、(私と共に)成長し、自分のセクシュアリィティと女性性を受け入れて把握し、自分の女性性の中に強さと力を見出だし、自分の体を所有している事を自覚している女性を演じる私を見ていると思います。全ての女性は、自分の体を所有する事を学ばなければなりません。私もその事を学ばなければなりませんでした。それは、とても啓発的な旅でした。


━━あなたは『マザー!』のセットでカーダシアン(Kardashian)のテントを持っていましたね! あなたはそれを持っていましたか?

いいえ。持っていませんでした。つまり、毎晩ホテルでテントを広げて見ていましたが、『マザー!』の時の様にいつも酸素をいれてスタンバイさせておくテントは必要ありませんでした。『マザー!』の撮影の時は、完全に衰弱しそうな状況でしたので必要だったのです。『レッド・スパロー』でも闇がありましたが、『マザー!』の時とは違う闇でした。『マザー!』の時の様な内在的で深いものではありませんでした。

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━━『マザー!』の狂気の暴徒シーンは、悲鳴を上げる全てのファンとあなたの人生を思い起こさせます。あなたのお仕事のそうした側面をあなたはどのように理解されていらっしゃいますか?

そうした狂気を経験した俳優は、勘違いしがちです(笑)。そうした事が起こるのは、非常に稀です。もしそれが毎日起こったとしたら頭がおかしくなります。でも私はそれが好きです。(ファンと)一緒にいると幸せな気分になります。彼らはあなたの為にそこにいるのです。それは滅多にない特別な感情です。それに対して怒る事は出来ません。

しかし、そうした事は非常に一時期なものです。私がそうしたファン心理について少し心配しているのは、ちょっとした事がきっかけで風向きが変わって、突然彼らが私に物を投げつけて来る事です。そうなるのが楽しみです(笑)。


━━あなたはハリウッドで最も人気のある女優ですから、そうした事が起きているようには見えません。

私は、私のファンが私に対して抱くどのような感情も感じています。彼らは実際には私のファンではありません。彼らは(『ハンガー・ゲーム』の)カットニスのファンであり、(映画『X-MEN』の)ミスティーク(Mystique)のファンです。彼らは私が演じて繋がりを持ったこうしたキャラクターのファンなのです。でも彼らは私の事を何も知りません。彼らは明らかに私の事を愛していません。愛せる訳がありません。誰かを愛する為には、その人の内面を深く知る必要があるからです。

ですから、私はそうしたファンを養う事は出来ません。私は彼らのサポートに対して全面的に心地良い訳ではありません。それは、私に対してのものではないからです。私が頼りにしている唯一の関係は、私の家族とのものと、私の友人とのものです。


━━あなたは、あなたのプライバシーを守る事について、本音で話す事を恐れませんが、それはあなたにとって難しい事ですか?

ここまで来るのに数年かかりました。そうするのに何が正しい方法かどうしても分かりませんでした。私は以前とても怒っていました。プライバシーの侵害に対して怒りが鬱積していました。私は、私の仕事とプライバシー侵害の問題の対処を同等と見なす事が出来ませんでした。大丈夫だと言われても、私は大丈夫ではありませんでした。
それからそこには危険がありますが、私はもう気にしません。それは私の人生ですし、他の人と同じように私も別の生活をする事を許されています。


━━あなたはそれにいつ気付かれたのですか?

そうですねえ。私がレストランのトイレでの自撮り写真を頼まれた時です。その前に沢山の色々な事が起きていましたが、その時は、「本気でそんな事を仰っているのですか? 本当に?」もちろん、良い訳がありません。私は承諾出来ません。いやです。これは正しくありません。この行動を受け入れる必要はありません。ですから私はしません。そして私はそれがどのように私を描写しているか気にしません。異様ですが、誰かがお風呂で自撮りをするのは構いません。境界が必要です。


━━俳優業から休養を取ろうとされていらっしゃるようですが、どの様な計画をお持ちですか?

休養するつもりはありません。今年は映画撮影をしないだけです。演技はしませんが仕事はします。私自身と他の人達のプロジェクトを開発するのに集中したいです。その事にワクワクしています。


━━エイミー・シューマーとのあなたの映画はどうなりましたか? まだ進行中ですか?

はい。そうです。後は、それをスケジュールするのに適切な時間を見つけるだけです。とてもおかしな脚本になっています。そう私が言えるのも、私が書いたからです。


━━最近あなたは、エイミー・シューマーの結婚式に出席されましたが、いかがでしたか?

美しい結婚式でした。泣きました。いっぱい泣きました。決まり文句の数々。泣いて、ドレスのボタンが取れてしまいました。もうめちゃくちゃでした。


Interview © Sam Clark / Famous
Photographs © Express Syndication


END.
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