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OK! INTERVIEW☆アンジェリーナ・ジョリー: 監督作品『最初に父が殺された』(前編)
新作映画とブラッド・ピットとの離婚後の生活について語る。

limited 2017.11.12

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アンジェリーナ・ジョリーが監督作品『最初に父が殺された』とブラッド・ピットとの離婚後の生活について語る。


ブラッド・ピット(Brad Pitt)との困難な別れと言う経験の中で、回復と後悔の入り交じった複雑な心境からやっと立ち直ったアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)(42歳)!

1975年~1979年に渡り、ポルポト政権下で行われたカンボジアの虐殺から逃れたルオン・ウン(Loung Ung)の伝記を下に、自らが監督を務めた映画『最初に父が殺された』(原題: First they killed my father: A daughter of Cambodia Remembers)のプロモーションの際、アンジーは12年間の結婚生活にピリオドを打ち、6人の子供達を育てるシングルマザーとしての厳しい状況を「決して現在の状況を望んでいた訳では無いし、とにかく大変の一言よ!」と正直に語っている。

この物語は、紛争当時5歳だったカンボジア難民、ルオン・ウンが47歳になった今、当時を振り返り、首都プノンペンがクメール・ルージュ(Khmer Rouge)によって占領された際、一家全員が命からがら逃げ延びた様子を語る歴史的な伝記である。しかし、ルオンの家族は後に捕まり、ポルポト政権下に設けられた再教育収容キャンプで生活する事を余儀なくされることになる。ちなみにポルポト政権下で虐殺された人達の人数は何と、カンボジア全国民700万人のうち200万人にも上ると言われている。

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写真左:ブラッド・ピット


ジョリー監督、ウンとの脚本共著により制作されたこの作品にジョリーは特別に個人的な感慨を持っている。

2001年カンボジアで行われた、2001年公開映画『トゥームレイダー』(原題:Lara Croft: Tomb Raider)の撮影中、街のマーケットで見つけたウンの著書の悲惨な物語の内容に心を揺さぶられたジョリーは、後に著者と巡り合い、即座に心を許す友となり、更にジョリーの最初の子として受け入れたカンボジアの孤児、マドックス(Maddox)の養子縁組の際にも彼女のアドバイスを求めたと言う。ちなみにマドックスと弟のパックス(Pax)は、母と共にこの映画製作に関わっている。

そうした二人の姿に、両親の離婚後も更に兄弟姉妹の絆を深める子供達の姿を目の当たりにし、ジョリーは今まで以上に子供達を誇りに思い、その成長ぶりについて次のように語っている。
「年上の子達は、年下の子の面倒をよくみて、お互いに助け合い、その上全員が私を支えてくれているの。両親の別れを通して子供達一人一人が真の自分を見つける旅をしている姿に、彼らの人間としての素晴らしさに感銘を受けているわ。彼らは、映画の中に出てくるルオンと兄弟姉妹のように生涯に渡りその絆を深め、助け合う存在だと思うの。私がこの世からいなくなっても、あの子達が全員で支え合って生きて行ってくれると言う確信を持てる事は私にとって大きな救いであり、心に平安を与えてくれるの。」

『最初に父が殺された』は、現在ネットフリックス(Netflix)や北米、ヨーロッパ各地のいくつかの映画館で近々上映される事になっているとの事。

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現在6人の子供達(マドックス:16歳、パックス:13歳、ザハラ(Zahara):12歳、シャイロ(Shiloh:11歳)、双子のノックス(Knox)とヴィヴィアン(Vivienne:9歳)が住む南仏の瀟洒なお城、シャトー・ミラヴァル(Chateau Miraval)とロサンゼルスの自宅を行き来して生活するジョリーは、母親としての満ち足りた体験を次のように語っている。
「子供達が自分達の人生に真の喜びを見出す事が出来るように育てていく事はそんなにたやすい事ではないの。でも私とブラッドは、いつも彼らが生きる事の真の喜びや意味を見出すように育ててきたつもりよ。今の私にとって一番大変なのは家族の中で何か事があった時! だって思春期のティーンエイジャーが家庭にいると言う事だけで、爆弾を抱えているような物ものだと思わない? とにかく彼らが私のように難しくて、扱いにくい子に育たたない事をひたすら祈っているわ! まあ、幸いな事に今の所はその私の願いは叶っているようよ!」

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新作映画とブラッドとの離婚後の生活について

━━今回の新作映画についてのあなたの想いや、お二人のお子さん、マドックスとパックスと一緒に仕事をする事について、ご自身の感想を語って頂けますか?

彼らには常々、“現在自分達が存在している世の中の現実を理解した上で、広く世界に出て、世界中の様々な人達と交わり合いながら友情関係を築いて行ける”―そんな人生を送って欲しいと思っているの!
今回は、非常に大切な時間を共有しながら一緒に仕事をする中で、彼らには特に仕事に関するしっかりとした規範を学んで欲しいと思っていたのだけれど、マドックス、パックスの二人が撮影スタッフ達と協力しながら様々な事を築いていく姿を見ていると、“案ずるより産むが易し”と言った感じで、二人の息子達を心から誇らしいと改めて認識できたのは本当に素晴らしい事だと思うわ。特にマドックスの自然体で映画に取り組む姿を見るにつけ、それは国の歴史から彼が学ぶべき事で、私が理屈で教える事が出来ない領域なのだと、この映画に取り組んで改めて実感したわ。今回はマドックスが制作部隊、パックスは撮影部隊としてこの映画作りに協力してくれたの。


━━カンボジアに関しては長年に渡り特別な思いがあると思いますが、その事について少し語って頂けますか?

16年前に『トゥームレイダー』の撮影の為に、初めて紛争後のカンボジアに行ったのだけれど、当時の私はまだ戦争の現実も何も分かっていない無知な女の子と言った感じで、「きっと戦争で身も心も傷ついた人達との出会いが沢山あるのだろうな!」と言う程度の思いでいたの。でも、私の予測とは裏腹にカンボジアは美しい国で、忍耐力と包容力に溢れ、誇り高い人達でいっぱいだったわ。
そしてある日一人で街を散策している時、ふと本屋に立ち寄って手にした、わずか2ドルの本が私と『最初に父が殺された』との最初の巡り合いだったの。その本は自分自身の人生観を変える程、私に様々なことを教えてくれて、その本との巡り合いが私をカンボジアに連れ戻す事になったと言う訳なの!


Interview © Jane Taylor / FAMOUS
Pictures © Toby Hancock / N&S Syndication

後編へ続く・・・。
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